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乃木坂アンダーライブ

渋谷O-East(今はTSUTAYA O-East?どっちにしろ……)で3部制のうち全部を見る。ライブハウスの近距離で、60万枚CDを売っているグループのライブが見れるということでまあ非常に楽しかったです。もしかしたら2012年の年末にZepp Tokyoで見た同じグループのライブより楽しめたかも。セットリストもシングル曲中心でアッパーながらそれぞれの表現を模索している感じがあって、例えば中田花奈さんや市來玲奈さん、永島聖羅さん、斎藤ちはるさんなんかは見ててすごく楽しかった(100%俺の好み)。

ただまあ橋本奈々未さんや白石麻衣さんなどといった超絶美人たちの更にその美人さゆえだけではない凄さというか、単純に言えば華を持った人たちだけが持つ凄さというのもやはりあってそれは誰しもが持つものではないのだなあということも実感した。その片鱗は衛藤美彩さんと伊藤万理華さんはあるような印象を受けたけど、他のメンバーには残念ながらそこまで感じられず。しかしその一事によって劣っているとは思わせないほどの熱量がそこにはあって、しかもそれが直に伝わってくる距離だったのでオールオッケー……などと考えていると自分は(文句を色々言いつつも)乃木坂46というグループが好きなのだなあと恥ずかしい結論に。『君の名は希望』とか本当にすごく良かったです、はい。

ニール・ヤング / ジャーニーズ』

爆音映画祭で。クレイジー・ホースと共にではなく、ギター一本の独り身で舞台へ立つニール・ヤングの佇まいの説得力。その根拠は何なのかということがライブシーンの随所で挟まれるドキュメンタリー・タッチの映像で語られる。

しかし爆音映画祭というイベントにおいて目と耳が行くのはやはりライブシーンであって、ギターの圧倒的轟音が大量のスピーカーから放たれることによって観客を体の底から震わせる。この圧倒的な体験に感動。デカい音を出すことはショボい音を出すことより常に優れているのである。特に髭の一本一本を数えられそうなズームで捉えられたニール・ヤングが身体を揺らしながら歌い、カメラに飛んだ唾を拭く暇も与えられずにひたすら鳴らされ続ける"Hitchhiker"の執拗な轟音とその反復の快楽ときたら……。

それと、「街で見覚えがあるものはすっかり無くなってしまった。だが心に残り続けている。……亡くなった友人たちもそうだ。」という旨をニール・ヤングがぼそっと漏らす下りには思わず涙。