近況

正月以来書いてなかったが、最近の感じを適当に。

オタク

 5月現在ではオタクとしてのモチベーションはゼロに近いが、春先はめちゃくちゃ楽しかった。

 まず、3月の歌唱力ライブが非常に良かった。わたしの推しメンであるところの小田えりなさんと注目メンバーであるところの横山結衣さんが出ているということが参加したきっかけだったが全体的に驚きと音楽の楽しさがあって率直な楽しさにあふれていたと思う。自分がアイドルのライブでその感情を得られるというのは驚きだが、そうだった。これはそもそも歌唱力に着目したコンサートだけあって、2つ特徴があり、それが新鮮かつ逆説的にアイドルとしての溌剌な魅力を強調していたように思えたからだ。特徴とは「生バンドであること」と「カバー曲メインのセットリストであること」で、生バンドの有機的で肉感的な響きは彼女たちの歌と相まって真に迫った迫力をもたらしていたし、カバーされたJ-POPの曲は驚きこそないが時にアイドルのクリシェを逸脱していて興奮させられた。何度も書いたり言ったりしていることだけれど、自分はアイドルがアイドル的な振る舞いをしている中にどうしても現れる人間らしさみたいなところに惹かれてオタクをやっているので今回のライブのようなフィジカル重視のものは好意的に反応してしまいます。あとはAKBグループ末期最後の希望、陸抗こと矢作萌夏さんは本当にすごかった。

 そして河口湖で行われたチーム8の5周年コンサートも非常に良かった。特に2日目日曜日の夜公演は今まで見てきた中でのベストライブの1つだった。10年くらい色々なライブに行き続けているとライブ自体がどうこうというの以前にどういうコンディションでどういう感じで見るのかが重要になってくるのだが、それがかっちりとハマっていたのもあるのかもしれない。土曜は河口湖のコテージに泊まってオタクとサウナに入ったりだらだらと遊んだりしながら過ごし、当日は富士急でミニライブを見たり軽い接近イベントをこなしたりして徐々に上げていくのだからこれほどモチベーションが上がることはなくて、更にライブ自体もその期待に答えてくれるものだった。割と狭めの会場でそこそこ良い席だったこともあるが、オタクとアイドル双方の熱量も高く、開始5曲くらいのエイト曲パートで涙が出そうになった。白眉だったのはミュージカルパートで、ゴリゴリに会場全体を使う演出も結構良いんだけど、高校3年間卒業最後の日というシチュエーションと彼女たちの置かれている状況が奇妙にオーバーラップしながら48のアガる曲を連打していくのがたまらなかった。こういうのが好きというのは本当に自分はオタクだなと思うのだが、常にハードコアなサブカルみたいな態度ではなく、きっちりとオタク的欲望を持っているところが自分っぽいとも思います。全体通して本当に最高だった。

 また、その翌週に福島Jヴィレッジで行われたミニライブも最高だった。これは30分のミニライブだったのでまあ普通かなと思いきや、パフォーマンス自体なんか気合入った感じだったしめちゃくちゃ近かったし最前だったし快晴で良い写真撮れまくるしでこういう外イベの最高峰って感じだった。暇な時間はウイイレとかやって過ごせたのも良かったし、ホテルで食べる飯も良かったしオタクと音楽とか聞いてあがれたのも楽しかった。

 それ以降、例えばGWなんかは基本的に握手だったんですが握手はイベントというより呼吸に近いので特に言及することはないです。好きなグループのメンバーは多くがやめてしまうし(では終わりなのかと思いきや、そこで残るやつらがまだ終わらせないとアツくなってるのにはめちゃくちゃアツくなったりもしてるんですが)NGTは相変わらず最低だしでどんどんテンションが下がって今に至る。

音楽

 なぜか90年代インディー名盤(Guided by VoicesとかModest Mouseとかあの辺です)を聞いたり、南ロンドン(Ezra CollectiveとかThe Comet is Comingとかあの辺です)の辺を聞いたり、あとはK-POPや洋邦問わずのヒップホップを聞いています。ライブにはあまり行けてなくてマズいなと思ったので最近フェス的なところに連続で行ったりしました。新興フェスFuji & Sunと優良企業Cinra主催のCrossing Carnivalです。

 Fuji & Sunは一日だけ、やけのはら(DJ)→七尾旅人大友良英スペシャルビッグバンド→cero →Hermeto Pascoal e Grupoって感じで見ました。七尾旅人は本当に久しぶりに見たけど歌心というか、弾き語りであるのに実験性もあって、しかしながら最後はポップに着地する感じがとても感動的でした。やけのはらとの『Rollin'Rollin'』とかそれこそ10年振りくらいに生で聞いた気がする(懐メロおじさん)。大友良英はギターが暴力的で鋭くてスリリング。あまちゃんの曲をやったと思ったらエリック・ドルフィーのカバーなんかもあり、ポップと前衛が同居してる……というより怒ってるのにSmile Likeナオトタケナカみたいな怖さが面白かったです。ceroは相変わらずいつ見ても最高。良すぎる。大トリのパスコアルはやはり期待以上というか、ブラジル音楽/ジャズ的で音楽的にめちゃくちゃ豊かに進行していく一方で、本人は女性とステージで踊ったり酒を飲んで奇抜に振る舞ったりと非音楽的佇まいをいくらやってもそれが音楽としてアリになっていく感じがユーモラス。しかし音を差し込んでいくとグッと艶やかな音になったりと完全に音楽に愛されている感じだった。いいフェスでした。良かれ悪かれではあるだろうけど、人も少なかったし。

 Crossing CarnivalはDos Monos→Ogre You Asshole→田我流→C.O.S.A→蓮沼執太フィルって感じで見ました。オウガが今のモードだなって感じでますます魅力的に感じたり、田我流がラッパーとして理想形に近づいていたりと楽しいサーキットイベントでございました。てか夏に向けてもっとライブ色々行きたく思います。

映画

 国立映画アーカイブ深作欣二特集に行ったりしました。『血染の代紋』『現代やくざ 人斬り与太』『人斬り与太 狂犬三兄弟』の3本は深作欣二サム・ペキンパー三部作として全人類が見るべき。旧作ではユスターシュ『ぼくの小さな恋人たち』(ママと娼婦は結局見れませんでした)とかフリードキン『恐怖の報酬』なんかが見て面白かった。新作では『エンドゲーム』が映画としてどうこうっていうよりこの10年の集大成としてわたしは素直にめちゃくちゃ感動してしまいました。あの時見たMCU作品はあれだったなあ的記憶と結びつく感じというか、連続ドラマ化する映画ならではの楽しみ方を最大限享受させていただきました。あとは『HOMECOMING』と『山下達郎 シアターライヴ』がそれぞれ形は全然違うけどポップ・ミュージックの素晴らしさを体現していて素晴らしかった。

その他

 がんばって本を読んでいます。相変わらずアメリカ人が書いた小説とかをちょこちょことやってます。あとはそろそろ夏の服を色々買いたいと思いますので、皆さんよろしくお願いいたします。ですます調とである調が入り乱れてててすいません……。

1月

 あけましておめでとうございます。年間ベストは旬を過ぎたのでやれません。

 正月は本当に何もしなかった。精々サウナに行ったりして実家で本を読んだり音楽を聞いたりがほとんどだった。まあそんなものでしょう。しかし何もやらないとやらないで段々と精神がおかしくなってくるもので、マッチングアプリを一瞬やってはいいねを満足できるくらいゲットして、やめての繰り返し(というほどはやっていない)だった。焦燥感は確実にあるんだけど俺がやりたいこととは違うという確認作業をやっているようなものです。

 5日からようやく動き出してシネマヴェーラ渋谷蓮實重彦セレクトハリウッド映画特集へ。2019年初映画に『拾った女』『天使の顔』と縁起が良かろうはずもない2本を決める。特に『拾った女』は本当に良かった。ブン殴り合いながら恋に落ちていくカップル!ベストに上げる人が多いのも納得。しかし個人的にフラーベストは『東京暗黒街 竹の家』で揺るぎないのであった……。流れで翌週『危険な場所で』『その女を殺せ』なんかも見た。ニコラス・レイリチャード・フライシャーの二本を劇場で見れることに感謝(蓮實チルドレン風物言い)。どっちも最高最高最高だったけど『その女を殺せ』のありえないくらいの面白さは全人類必見って感じでした。でも『危険な場所で』のノワールが奇妙なラブロマンスに収束していく感じもバカヤバくて結果両方最高でした。

 その辺りからNGTの最悪な話が始まって、これは何が最悪かというと女性が暴行を受けているということにあまりに誰もが向き合っていないということに尽きると思います。えーってか被害者に謝らせてるのってありえないでしょう普通に。この文化が持ってる恥ずかしさみたいな話は(もちろん恥ずかしいという気持ちは持ち続けなくてはいけませんが)今回直接は関係なくて、事件が起こってしまって被害者がいるのであれば、被害者のケアだとか事件の再発防止とかは通常の感性を持った組織であるならば完全にしっかりとやらなくてはいけないのに、そういったことに対する意識があまりに低すぎるのではないかと。そういったことに何ら見通しを立てないままとりあえず騒ぎを起こしてすいませんでしたと言わせてしまうこの体質、ありえないです。 

 もちろん、このカルチャーのプロパーとしては、アイドルっていうのは信頼関係(これは人と人のというより、アイドル自体は別になんでもないんだから俺らが彼女たちのことをアイドルだと思わないとそもそもこれは成り立たないゲームじゃんか、というような話です)という幻想をいかにして保っていくかというプロフェッショナリズムであるにも関わらず、そういったものをあまりに考えていない事後処理はもうどうしようもないなあって思います。でもまあそれはどこまでいっても二次的な話なのでどうでもいいことでもあると思います。あと同僚がめちゃくちゃに追い込まれて社会的にもこういう話になってるのにも関わらず、平然とSNSをやっていたりするNGTのメンバーについてはそれが仕事だし仕方ないこともあるというのを踏まえた上で、しかし最終的に自らの責任でそれをやってしまうその判断にドン引きしてしまいました。

 あと別にこの話についてイラつきまくってるから48グループのファンをやめるとかそういう話でもないです。続けるかやめるか1か0かの話ではなくて、アイドルの面白さっていうのが、今回みたいに見ていられないくらいの女性蔑視的なひどいものと結びついてしまった時、そしてアイドルに感じている面白さとある種の女性蔑視的なひどさが表裏一体のものであったとしても、それでもダメなものだけがダメであり、面白いものについてはなお魅力として捉え続けていきたいと思っています。だし、だからこそ俺らはちゃんとダメなものをマシにしていく努力を同時にし続けなければいけないと思うんですよね。そしてそのことが彼女たちに感じている魅力だったりこのカルチャーの面白い点を減退させる行為だとは思ってなくて、その意味では信じたいのかなというところです。っていうのを事件が発覚した次の日にSTU48の岩田陽菜ちゃん瀧野由美子さんと握手して感じました。2人とも最高!!!!!(僕は情緒不安定ではありません)

 その後TDCホールで通算5回48グループのコンサートを見たので、それぞれ少しずつ言及します。

チームKコンサート

これはよくわからなかった……。見えにくい位置だったのと俺がチームKのノリみたいなのあんま好きじゃないからというのと推しメンが最後にちょっとだけしか出なかったからだと思います。『RESET』からの流れは良かった。

チーム4コンサート

俺が見たいアイドルのコンサートってこういうのなんだよね!!岡田奈々さんと村山彩希さんの2トップにエースのずっきーという三頭政治。8はなぎちゃんと大西がいい味出してて更にお七の存在感、そしてハマちゃん、はっつ、行天、彩音……最高。2018年ベストSong & MVの『猫アレルギー』的世界観というか、高校ダンス部をイメージした感じでコンサートが展開されていくんですが、おっさんなのでこういう青春みたいなわかりやすいやつを見ると無条件で幸福になる。『挨拶から始めよう』~DMTを挟んで『青春のラップタイム』への流れが素晴らしすぎて中盤は若干ダレたけど全然良かったです。

チーム8コンサート朝昼

チケット持ってなかったんだけどノリで行ったら最前で見れたので楽しくないはずがない。朝はちゃんと踊ってキメるみたいなのが意外に少なかったのでおやおやってなったけど、長ちゃんセンターの『夢へのルート』はかなり喰らいました。でも全体的に曲は昼の方が好みだった。でもまあ最前ドセンで見ればなんでも楽しいに決まってるのであまり言うことはないです。

岡部麟ソロコンサート

これも良かった。うまい具合にまとまっているというか。合間に映像流したりゲストとかコントもやったりと楽しませるぞという構成が、集中力がないのでAKBの曲を聞いてるだけでは飽きてくる自分としてはありがたかった。

 

なんか書いてて飽きてきたんですが、そんな感じでTDCを楽しんだ翌週は握手を楽しんだりしたりしました。あと日記にしてみて1月の記録を見返して本当に終わってるなーって思いました。助けて!

2018総括①

 11月、12月についてまったく何も書けていないが一年を総括する。

2018総論

 結論から言ってしまえば、2018年はここ数年で一番楽しい1年だった。いや~楽しい、本当に楽しかった。遊びに行く回数も増え、笑うことも増え、自分の時間の過ごし方も充実したし、嫌な思いをすることは減った。楽しい要因は色々あるが、何よりオレにとっては1年間を通して自分らしくやれたことが大きい。自分らしさってなんだ?って感じですが。早い話が自分が好きなことだけをやって楽しむことに集中出来たのが久しぶりだったということです。自分自分と言っても確固たる自分があって良かったねという話ではなく、オープンマインドに色々やってみたら、楽しいことと楽しくないことが見えてきたという感じ。で、そこからようやく自分が浮かび上がってくるような感じなんですが、それは自分探し的な発見というより、むしろ"これはアリでこれはアカン"のボーダーみたいなのがこれまでの人生で培ってきて割と自分でははっきりあるなあとか思っていたのですが、そのボーダーが揺れる感じというか、新しいものへの興味を持つことがたくさん出来たのが、特に刺激的だった。

 具体的には海外ドラマ・旅行・カメラ・ジム・ファッションとか今までそれほど興味がなかったことに興味を持つことが出来た。更にアイドルを見て大声を出すことも本格化出来たし、それに伴う地方の魅力的なのも触れることが出来た。色んなところに行った。ネパールは最高に楽しかったし、富山・大分・新潟とかも意外なほど魅力的だった。そしてアイドルを応援するのであれば自分に向き合い、自分をマシな方向性に進めなければいけない。そう考えた結果、食事と運動を見直すことで、体重を12kgくらい絞ることが出来たし、握手会に行く前に服を買うことを自分に義務付けた結果、服が好きになった。他者に向き合うことで自分に向き合うことが出来るのだなあと改めて思いました。それも楽しかった。

 まあそういう、自分との関係性で色々考えようと思ったことは、例えば音楽もそうで、ストリーミング全盛でもはや1枚1枚をじっくり聴き通すことは難しく、高品質なポップスで流行を追ってるだけで終わってしまいそうだったので、聴取の意識としてかなりパーソナルに依ったものをよく聞くようにした。それは「作家的」として片付けられるような類のアーティスティックなもの(小袋くんのやつとか)というより、割と少数の人たちが狭いコミュニティのために作った音楽であったり、自分自身が価値を見つけないとどうにもならない音楽であったりとか、まあそういう類のものである。例えばオレはアイドルソングをよく聞いているのだが、それは音楽としては自分のような人間のために作られているというわけではなく、音楽単体をとってみればどうでもいい類のものなのだが、自分がライブに行き、好きなアイドルが歌うと何故か良いと思ってしまう。音楽それ自体のみを楽しむということは到底無理なんだということに自覚的というか、そういうのも合わせた体験の中で音楽を聞くことが多かった(PRODUCE48でK-POPの良質さに気付いてからは単純にそれでいいとも思えなくなっていったんですがそれはまた)。ただ、だからといってドメスティックな音楽だけで足るわけではもちろんなく、世界に目を広げてみると皆々様が自分に求められているものと自分であることの表現の折り合いをつけた素晴らしい音楽がたくさんあって、そういう感じと今年の個人的な方向性が結構合致してわかるな~って思うことも多かった。 ただ、だらだらアイドルやったり体鍛えてたりしたせいで、映画の鑑賞本数がめちゃくちゃ減って、ここ数年では久しぶりに100本見ることが出来なかった。体感として全然見てなかったし、平日はジムやサウナに行き、休日はアイドルやミュージシャンを見ていることがほとんどだったので。

 まあそれ以外は特に悔いもなく、ほんとに今年はやりたい放題させていただきました。自分のことが好きになれたというか、自分がやりたいことをやり続けることって自分がクールだと思うことを選択し続けているわけで、そんな生活をしていたら自分が好きにならずにはいられないでしょう。まあなんやかんや、そんな感じで自分であることを楽しんでいたのが2018年だとすれば、年の瀬には社会的の構成員として色々なことに責任を取っていくことも自分であることに当然伴うべきものではないかと思ってくるわけで……。そのあたりのケジメをつけるべきなのか、ケジメをつけずに怠惰に過ごし続けることが果たして許されるのか。つうかそれでやり過ごしたあとに何が残るのか、しかし……というその辺を2019年は考えていければ……いや、考えるよりも行動で示していければという感じです。押忍。各論は年末年始の暇な時間を使ってぼちぼちまとめていきます……。

9/15~10/31

 9月中盤はネパールに行った。もう3か月ほど前か……。しかし、まじで楽しかった。ちゃんとしたホテルに泊まって15万くらいで安くはないが高くもないし(多分工夫すればもっと安くなるはずだが面倒だったので)、なんか人々もわりとぼんやりしていて安心だった。ネパール料理が好きなら絶対楽しめるし、そうでない皆さんも是非行くことをオススメする。物価も安いしね。結構写真撮ってるし濃密な時間だったので忘れることも多分無いでしょうって思ってたら旅行記みたいなのは別にいいや……って感じになってきた。なので、食べたものの写真を貼ってお茶を濁すとする。

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 ウマそ~~~~~!!!!!(終)

  日本に戻ってきてからの土日では濱口竜介寝ても覚めても』を見て驚嘆したり(濱口竜介のベストではないがメジャー作品でも確固たる濱口竜介作品で、つまりは本当にすごかった)、友人と渋谷のエリックサウスへ行ったりした。友人が色々前に進めているのを知って焦ったが、実際には焦っているわけではない。それはそれとして自分は自分の思うがままやっていく以外出来ない。やりたくないことはやりたくない。『懲役十八年』昔の戦友に対して「俺は変わりたくないんだ」と絶叫していた安藤昇の気持ちです。もはや居直り強盗のようだが、仕方がない……。翌週は雑務で潰れる。

 翌週は朝霧JAMに行こうと思っていたのだがなんやかんや面倒になって回避してしまったため、流れでErectionに行った。スティルイチミヤとオジロのライブで暴動のように盛り上がった。帰りに仲間と中目黒のカレー屋アカマルでカレーを食べて(めちゃウマかった)帰った。話の内容は多分インスタのマブの話とかペアーズの話とかだったと思う……。基本的にいつも同じなのでよくわからないが……。翌日は早稲田松竹アキ・カウリスマキ希望のかなた』とウェス・アンダーソン犬ヶ島』の二本立てを見た。『希望のかなた』ラストの彼岸を見つめるショットはパブリック・イメージなカウリスマキとは違うかもだけど、彼の作った映画の中でもっとも印象的だったし、素晴らしいものだと思う。『犬ヶ島』は本島に戻る船の中のシーンにこれぞウェス・アンダーソンだな~と思いつつ号泣。単純なオリエンタリズムともまた異なる謎の日本描写2本立てでありました。

 翌週は金曜夜からCircus TokyoでRedbull Music Festivalのクロージングパーティーに。Lil MofoとBeautiful Swimmersが聞きたかった。Lil Mofoのクールで治安悪めのセットもひたすらに楽しいBeautiful Swimmersのセットも最高だった(あんまパーティについては書かない方向でやってます)。

 翌日は……というか、3時間くらいだけ寝て郡山へ行った。ふくしまキッズフェスタに推しメンが出るから、前乗りで行った。BGMはBeautiful Swimmersのmixで自分を鼓舞しながら行った。行くしかなかった。ここまで来るとSALUの"「たまに辛くなりますか?」 これが夢だったから特にはねえな"の心境です(嘘)。郡山に着いて駅を出るとそこは……地方都市だった。富山とか奈良とか大分とかどこもそうだったけど、新幹線停車駅というのは実際のところ均一化されていて、そこには特に色気だったりローカル色とかはなく、それなりに発展しているが特に強力な魅力もないような場所である。疲れを取るためにだだっ広いスーパー銭湯ロウリュウあり、だだっ広い水風呂ありの素晴らしいサウナだった)に行き、食事も車がなければ微妙な感じだったので、郡山のコメを使った高評価のおにぎりを買い、ビジネスホテルで寝る……。いや、なんて辛い旅なんだ。しかし本当に辛いのはここからで、早朝4時に起きて大浴場の鍵開けをして体を清めたらタクシーを呼び、一路郡山自然の家へ向かう。タクシーの運転手さんに「あれ?子どもが行くイベント……だよね?」とか煽られながら5000円分の距離を行った。5時くらいに着いたので整理列(らしき何か)にセノビーを置いて、5時間くらいただ待機した。思い出してるだけで心が折れそうになるがこれも推しメンの為だから仕方がない。その後更に3時間ほど待ってようやく30分ほどライブを見た。いや、もういいだろう、俺は限界なんですよ……。そんな辛い気分になったが、ライブを見て写真を撮ったのは楽しく、まあトントンかなという気持ちになりました。来年もし同じイベントがあったら……どうすればいいんだろう。それはその時考えよう。バスに乗って普通に新幹線に乗り込み、帰った。まあ色んな知り合いに100回くらいいかに辛かったかを喋ったので、詳しい話が聞きたい人(いない)は現場で声掛けてください。

 翌週は『イコライザー2』(いい感じの佳作!)見て、深夜にISSUGIのリリパに行ったあとに握手会に行くなどした。それにしてもBESのライブ見れたのはあがった。『Rebuild』の曲とかもやってたし、ラップは本当に健在でライブも格好よかった。ISSUGIは常にイケてる(あんまパーティについては書かない方向でやってます)。昔はクラブイベントと握手会回すとそれなりに2つのカルチャーを横断してる感じが自己満足ではあっても充実感あったけど、今となってみるとただ単にスケジュール管理と我慢ができない困った大人感が強すぎるなあと思ってます。まあそれはそれで良いでしょう。握手は山田杏華ちゃんの飾らないシンプルな対応と歌田初夏さんの真っ直ぐにサービス精神豊かかつ自分であり続ける姿が眩しかった。俺は本田仁美さんが2年半の時を経てチーム8に戻ってくる時、この2人がどうなっているかを見届ける覚悟がある……。翌週は舞台・マジムリ学園を2回見たり、『ファントム・スレッド』やマキノ雅弘『剣雲鳴門しぶき』を見たりした。後者は昔からめちゃくちゃ見たかったやつで、確かに阿波踊りをめちゃくちゃにやりながら気付けば全てが終わっているパワーがヤバい。めっちゃ元気出た。あと1LDKのサンプルセールでシャツを買ったりピザを食べたりして盛り上がった。10月はそんな感じでございました。ここから俺はPRODUCE48にハマっていくのだが、その話は次に書きます。

近日に思ったこと

 日記とは別口で最近考えたことを適当に。

 最近服に興味が出てきて、よく調べている……。若者の時に特に興味がなく、BEAMSとかそういうセレクトショップで適当に買って終わらせていたので、自分でもびっくりしている。握手会に着ていく服を買ってるうちにだんだん好きになってきた。もちろん自分に特にセンスがあるというわけではなく(だから好きになれなかったというのもあるかもしれない)、ハイセンスな店に入るだけでウワッ俺浮いてるな……などとめちゃくちゃ汗をかく毎日である……。個人的な方向性としてはトレンドとかハイセンスとかにはあまり興味がなく、日々の普段着を上質なものにしていきたいという思いが強い。気に入った服に袖を通すと気分が上がるし、何やら自信も持てるもので、更に言うと(歳がどうこうっていうのはあんまり言いたくないけど)この年齢になって新たに興味が沸くことが出てきて、熱中とまではいかないが色々自分から動きたくなれていること自体が嬉しい……。

K

 音楽や文化に優劣など無いと言えれば楽なのだろうが、実際にはそれは確実にあって、優れた音楽が好きな人間はセンスがいいし、劣った音楽が好きな人間はセンスがないとされる。AKBの何枚目かのシングル『NO WAY MAN』とIZONEのミニアルバムのティーザーが同時期に公開されたのを見比べて強く思った。

 もはやアイドルシーン全体を見渡しても音楽性は様々で楽曲の強度も高い水準のグループがポンポンといて、そのこと自体は喜ばしいことであると思うのだが、個人的にはそういうアイドルにあまり興味が無くなってしまった。別にアイドルでその成分を補給する必要がない……というより優れた音楽をアイドルが歌うことの面白さというのはもはやあまり感じられなくなったという方が正しい。今ハマっているのはそういった音楽的な正当性が一切ない音楽をそのまま、好きになることだ。オレは『へなちょこサポート』を聞くと気分が舞い上がってくる。理由は深くは言及しないが(わかる奴にはわかるんだ、こういうのは)そういったオートクチュール的な、自分と小さい範囲だけで成立し完結する音楽の楽しみ方をアイドルに求めている。大量生産大量消費の中でそれをやることが面白いと思える……。

 というのは前置きで、AKBとIZ*ONEである。そういうわけなので『NO WAY MAN』は2018年に聞くに堪えない音楽性の曲であるが、しかしだからといって優れていないかどうかはわからない。アイドルを聞くのに音楽は関係あるが関係ない。それだけではまずいが、自分はAKB以外の音楽もたくさん聞いているので問題がない(と自分に言い聞かせている)。……ということをわかっていてもなお、やはりIZ*ONEの上質なプロダクションと映像センスが融合したなにかこう、新しいものを見ている感覚というのは素晴らしく、嫉妬してしまう。

 ……実はここまではティーザー映像を見た段階での感想なのだが、MV本編とショウケースコンサートを見たら比べるのがおこがましいという気分になりました。俺は美意識がふんだんに盛り込まれた画面とトラックショットが大好きだ。出だし、ウォニョン→ミンジュの流れから最高。スムースなダンスを正面から捉えたショットと早いテンポで交差するソロのカット、その全てが洗練されていて魅力的だ。本田ひぃちゃんのキャンディな歌もこれほどまで上手く入れ込んでくるかーって感じだし、イェナのラップパートはこの曲で俺が一番ぶち上がった部分。まさにALL EYEZ ON ME、まるで2パックである。スーツケースに入ってるイェナかわいい……。端正なラップに被せられる怖い男のスクリュー声パンチインもかっけえ。そしてナコヤブキのジョーカー感、東映映画で主要キャスト紹介が終わって最後に出てくる重要キャラ感(『沖縄やくざ戦争』の千葉真一、『博徒外人部隊』の安藤昇なんかを思い出してくれ)も最高に誇らしいではないですか。全体的にUSトレンド(BTSも取り入れてた)のラテンフレイヴァーが心地良く、EDMみたいに射精しますよ!しますよ~~~~!みたいな展開じゃなくて微温のまま進んでいく感じもまた新鮮。3連符ノリもガンガン出てくるし超今っぽい……。

 いやー正気ではいられない。カルチャーというのはどんなに大きい産業になってもそれが良いと思って金を出す消費者に支えられていて、受け手である彼らがどのようなことを考え、どのようなことを重要視するかによって大きく変わっていくものだと思う(それはアメリカの映画や音楽、ドラマを見ていれば誰でもわかる)。翻って見ると俺が好きなAKBというのは一体何なのか……かわいい女の子の美しい姿を見たいという欲求とそれへの回答としての作品であることは変わらない(だから込められてる感情とか意識は同じくらいしょうもないとも思う)はずなのにアウトプットがなぜここまで違うのか。などと絶望してみるのは容易いが、問題は俺が『NO WAY MAN』の劇場盤を性懲りもなく買い続けていることにある……。いや、さすがに枚数を減らしてその分はIZ*ONEのEPをフィジカルで買ったけど……。なんのエクスキューズにもならないのはわかってます。それにしてもこれ見て欅坂とかをまだ反抗のモチーフとかそういう視点で好きでいられるのか?日本の若者たちは……。俺はそれが怖いよ……と突然坂道(というより坂道に金を出されてデカい声で騒ぐ企業とそれに乗っかる人たち)叩きを展開して終わります。

8/18~9/14

 前回の続き。ソニックマニアに行ってきた。もはや大分昔のことのようにも思えてきた……。それはともかく以下見たアクト

Jameszoo→Dorian Concept→Nine Inch NailsMy Bloody Valentine電気グルーヴ

 Jameszoo~Dorian Conceptの流れから最高。Jameszooの笑ってしまうくらいフリーキーでビートレスな立ち上がりから、後半にかけて痙攣系ビートで叩きのめされるインテリジェンスな爽快さ。Dorian Conceptのあっちへ行ったりこっちへ行ったりの分裂症気質なノリも面白かった。それでいてどちらもしっかり踊れるところがまた良い。

 最初はクリントン御大を見る予定だったのだが09年サマソニで観れなかったことを大学時代に悔やんでいた記憶がフラッシュバックし、NINへ。サブスクでガンガン新譜を聞くことに忙殺される毎日(それはそれで非常に楽しいからやめられないのだが……)であるため、フェスくらいはキッズに戻ってしまってもいいだろうと。NINは曲もほとんど忘れていたがしっかり見届けられた。イメージ通りのマッチョで凶暴なインダストリアル・ロック、文句なし。それとスクリーンに映し出される映像がめちゃくちゃ渋かった。普通のそういうのって何台かのカメラの映像をカットで割りながら撮ってくものだと思うんですが、NINのそれはステージ上の一台のみの長回しかつモノクロに処理されていてかなり見応えがあるものだった。その後は仲間とぼんやり屋外に出て微妙に湿ったまだ夏が終わってはないけど若干終わりつつある気候の下、フェス飯というには悲惨すぎる食事を取る。常にそうだが、フェスはこういう瞬間が一番楽しいと思う。

 適当なタイミングでマイブラへ。デカすぎる轟音というのと耳栓を持ってきてなかった(配布される耳栓はとっくに切れていた)のでモチベーションも低く、中盤から入ったのだが正直言ってぶっ飛ばされた。それは本当に音がデカいからだ。サブウーファーが死ぬほど積み込まれたベース・ミュージック系のクラブイベントや、アンプが大量に積み込まれたドゥームメタルのバンドのライブ等で重低音が強調されたサウンドに接して、骨まで揺れるような音を聞く機会は何度かあった。しかし単純に出音が大きいというレベルで言うと初めてに近い音のデカさで、衝撃を受けた。前の方に行くと耳が吹っ飛ばされると判断し、やや後ろの方で。バッタバッタと人が倒れたり退場していくのを目の当たりにしながらただ音を聞く。もはや何の曲かも判然としなくなるような音のデカさが気持ちよさに代わる瞬間にはなかなか感動した。"Soon"で飛びかけた意識は、ラストの"You Made Me Realise"でのあり得ないくらいデカいノイズで完全に吹っ飛ばされて、呆然としたまま終わった。その後Ross from Friendsを見たかったがなんとなく大箱テクノで終わりたかったので電気を選んだがぼんやりと集中できず、途中退出。電車で帰って倒れるように寝た。

 翌日はすみだトリフォニーホールへ蓮沼執太フルフォニーのライブを。ガッチリ寝れたのと天気が良かったのもあり、いいバイブスで錦糸町へ。早めに着いたため、ちょうどやっていたすみだジャズフェスティバルの音を聞きながら、アジアカレーハウスでマトンビリヤニを食べた。かなりディープな食堂みたいな内装だったが味は文句なしでよかった。バングラデシュ料理はなんとなく優しい感じがしますね。おかわりもいいぞと言わんばかりに注いでくれたのもよかった。ライブは26人編成ということで複層的な音の重なりが面白く、また気持ちよかった。複層的と言えど最新のceroみたいにリズムがポリリズミックに重なるとはまた違う趣きで、音色と音色の重なる瞬間に耳を澄まして集中する感じで、これはこれでかなり新鮮だった。ギターがノイジーな音を鳴らしその上で環ROYがラップする展開とかかなり上がった。ライブ終了後、21時までに入ると1500円らしいという情報をゲットしていたので新橋のアスティルへ向かう。オレにとってはマイクと紙とペンではなく、サウナと水風呂と休憩スペースが三種の神器である。過不足ない設定のもので、3セットほどでばっちり整い、泥のように眠る。

 翌日はまた幕張へサマソニへ。幕張には慣れているので問題ないです。以下見たアクト。Knox Fortune→PassCode→Petit Biscuit→Zion T→Higher Brothers→Jorja Smith→Chance The Rapper といった感じ。

 割と早めに起き、Knox Fortuneを見ようとすると既に人だかりが。そんな人気なのか……と思うとどうやらENDLICHERIさんのオタクのようで。それはそれは、同業者の方ではないですかという気持ちになりつつ、やりにくくもなりつつ。オタクの皆さんはきちんとしているので、ノってくれようとするのだが山下達郎のライブのような手拍子ノリだったのでキツかった。Knox Fortuneはセンスがひたすら優れているインディー大学生みたいな感じで◎、1フレーズほど"All Night"をやってくれたのにもアガった。

 その後虚無の時間を過ごし、コンクリートの中に詰め込まれているのにも疲れたのでZion Tを見に行った。Zion Tのことはあまり知らなかった……。しかしこの曲は好きだった。


[MV] Zion.T(자이언티) _ No Make Up(노메이크업)

glitsmotelの曲でほとんどまんま使いされてるので知ったのだが、K-POPがこれほどネオソウル調なものだとは恥ずかしながら知らなかったのでかなり衝撃を受けた……。で、ライブ自体もとても良かった。1DJで抑えめな挙動だが、とにかくしっかり歌うし何より楽曲の強度が半端じゃない。これはバンドセットとかでも見たかったー。あとZion Tの一挙手一投足に若い女性たちがキャーキャー言ってるのも微笑ましくて良かった。ノリが若々しいんだよね。このライブがきっかけでサブスクで韓国のR&Bやヒップホップを色々聞いているのだがどれも質が高くて驚いている。Jay Parkすら知らなかったので(恥ずかしい)なんか鉱脈を掘り当てた気分。まあヒップホップというか、アーバンミュージックという感じだが。プデュの影響もあり、韓国産のヤバさにヤラれる毎日である。

 Higher Brothersもそれぞれのキャラ立ちに感動しながらJorja Smithを見るためにそそくさと離脱。88risingのショウケースにはイキタイ所存……。Jorja Smithは歌がめちゃくちゃ上手く、基礎体力の高さと折衷主義的センスにノーザンソウルっぽいものを感じた。最後もDisclosureみたいなガラージで締めてたのが意外ながらもUK魂を感じてよかった。

 さてChance The Rapperである。結論から言うと、本当の本当に最高だった。10年くらい前に同じ場所で見たATCQフジロックで見たLCD Soundsystem、あるいはD'angeloとかを生涯ベストライブとして常々言っているのですが、また更新されてしまった。モッシュと合唱に巻き込まれ揉みくちゃになりながら聞こえてくる聖と俗のマッシュアップはやはりこの音楽が70年代の極めて進歩的なソウルミュージックに匹敵するものだと実感するには余りある強力な音楽だった……が、本当に素晴らしすぎたものについてはあまり語れないものである。

 その後ジョージクリントン御大を見ようとするもチャンスが良すぎて特に集中出来る気がしなかったので早めに切り上げ、巨大銭湯に行き、終わった。思い返してもすごい3日間でございました。翌週もオタク→巨大銭湯で朝まで大変だった。9月前半はネパールの準備したりゴトシのなんやかんやに追われていたので特に書くことはなく、次はネパール旅行記的なのを書きたいです。

8/6~8/17

8/8はエイトの日である。平日か休日かは関係なく、エイトの日なのである。そう、それは台風が上陸して雨風が吹き付けていてもまったく関係がない……。ということでエイトの日のおやつ公演・夜公演に行った。台風の中、豊洲PITの限界を超えるキャパでミチミチに詰め込まれたこと(断言してもいいが、Massive Attackより全然人が入っていた)の辛さはあったものの、まあ都内だし割と見やすい位置だったし、まあ、なあなあに許していきたい。最初に入ったおやつ公演はダンスメンバー中心ということであったが、正直オレはメンバーのダンススキルに興味や関心があまりないので、ピンとくるものはない。

ちょうど良い機会なので、オレがアイドルのダンススキルについてどう考えているかを記しておく。まず大前提として、スキルより大事なものの前ではスキルの優劣は大した話ではない、という考え方にオレは立っている。そういう意味でスキルはそれほど重要ではない。別に下手くそな踊りとかを見せられても良い。ではスキルより大事なものとは何なのか。それは拙くても、"一生懸命"でかわいければ良い、というわけでもない。楽しいことこそが重要だ。要は、見てて一緒に踊りたくなるような、リズムと同期している踊りが好きなのである。上手い下手というより、楽しさに満ちた踊り(この楽しさに満ちた踊りをしてみせるには一定のスキルが必要なのかもしれない、という意味ではスキルを求めている)が見たい。リズムと同期した~とかカッコいいことを言ってしまったが違うな、グルーヴ感に近いものなんだけど、そういうリズム・オリエンテッドな考え方ではなく、もっとアイドルオタク的な、笑顔とかレスとか指差しとか……そういう要素が大きく加味される。ガンガン踊ってる格好良いダンサーの人には興味がない、あくまで俺はアイドルオタクなのである。

そういうわけで、おやつ公演はユニット曲が良かった。そして……谷川聖ちゃんセンターの『胡桃とダイアローグ』でしょう。クールで抑えたビートとセクシーな谷川聖ちゃんの相性の良さを発見した人は慧眼です。夜公演はメンバー的に一番見たかったのだが、セットリストもバッチリだった。『軽蔑していた愛情』『隣人は傷つかない』(欅坂のオタクはこの辺りを聞いて、自分たちの好きな曲が秋元康の手癖の一つであることを理解した上で好きになるといい)『だらしない愛し方』……この辺りは普通に良かった。そして、最後に垣間見ることの出来た小田えりなさんのチーム8への思いはグッと来た。アイドルの言っていることはほぼ全てが優しい嘘だが、彼女たちが人間である以上、真実を言わずにいられない瞬間というものがあり、か細い真理というか、ただそれだけをオレたちは信じることが出来る。用意された台本を読んでいる内に感情がたち現れてきてしまう瞬間だけは少なくともリアルだとオレには思えるのである……。ライブの感想は以上である。10日は握手会に行き、小田えりなさんと写真を撮ったり(本当にカワイかった……)したりして、オタクとサイゼリヤで会談して終わった。翌日は在宅。

12日はcero主催のTrafficへ。懐かしい人達と会えたのは嬉しかったがスキル単独行動(オタク)を発動させてしまい、前の方に張り付いてしまいました(すいませんでした……)。ほとんどカラオケなのに面白いSPANK HAPPYも、異様なまでに華がないが音楽の気持ち良いところを抑えまくってたYOSSY LITTLE NOISE WEAVERも完全に歴史を知ってる人の音楽って感じだったAhh! Folly Jetどれも素晴らしかった~。初見の新鮮さが馴染んでくるんだけど集中力が途切れる前には終わるベストで贅沢なタイム感覚もお祭りイベントって感じで◎。Pは村外仕事的セットリストで客演はBIMだったけど何のそので安定してますね……。ceroは最前ドセンで観れたのがめちゃくちゃ贅沢な経験だった。去年のタイコクラブ以来だったけどその頃からも更に深化/進化しててちょっと驚いた。キャッチーな歌とポリリズミックなグルーヴが同居してて、懐が深いのに間口は広いというある意味音楽の理想形なのではないだろうか。好き勝手に踊れる感じとかDCPRGのライブを思い出した。特にラストでの『Poly Life Multi Soul』のジャムり始める展開とかもう本当に気持ち良い。行ける人は今行った方がいいです。

16日はQueens of The Stone Ageの単独公演をまたまた新木場Studio Coastへ。ヘヴィだったりラウドだったりする音楽を聞かなくなって久しいのですがQOTSAはとにかく見たかった。そしてクールにタバコを吹かしながらギターを弾き、歌うジョシュの、ブルースにも繋がっていくアメリカのロックを体現したかのような佇まいに激感動。久しぶりにモッシュピットに突撃してしまいました。ギターのリフ一発で持ってかれる。マジで一番格好良いロックバンドを見たい人はQOTSAを見に行ってください。別に全アルバム好きなんでセットリストとかどんなのであっても不満があるはずもないんだが『Songs for the Deaf』の曲多めだったのはやはり上がった。しかしこういうバンドあるあるですがオタクが多かったのは減点。

翌日、六本木の六本木ヒルズアリーナ(ceroがフリーライブやったところですね)にチーム8を見に行く。去年も行ったはずだけどあまり記憶に無い……。開場から開演まで1時間、更に1時間にも及ぶ公開収録が終わって更に30分ほど待機して1時間ほどライブを見るというかなり苦しい展開であったが、終わってみればまあ悪くなかった(もちろん、強がりです)。それは夏の終わりを感じさせる風が気持ち良かったことと、谷川聖ちゃんがセンターの『蜂の巣ダンス』~『ひこうき雲』の流れが良かったこと、あとは一緒に見た仲間が楽しんでくれたことによる。その後カレーを食べ、広尾湯で風呂に入った。広尾湯は広尾という場所ではあるが地元からの支持を受けてそうなオールドスクールな佇まい。サウナは無くも十二分に綺麗で、汗を流すには十分な感じ。バッチリで海浜幕張へ向かう電車に乗り一路ソニックマニアへ行くところで疲れたのでここで切ります。